現在農林水産大臣であらせられる自民党の山本有二(やまもとゆうじ)。間違えやすいけど山本有三じゃないよ。この山本有二が衆院議院運営委員長を務める佐藤勉の政治資金パーティーで「強行採決するかどうかは、この佐藤勉さんが決める」と、さもTPP法案を強行採決する前提で話をしたことが民進党などから批判されているらしい。

自民党と言えばTPPに関して裏金をもらっていた江藤拓も西川公也などがいましたが、全国の農家さんはまさに「ファッ!?」という驚きと憤怒の状態でしょう。

普通であれば辞任モノだと思われますが、菅義偉官房長官は「辞任するような話ではない」と擁護。さすがの全国の農家さんもブチ切れちゃってるのかなーと思いますが、やはり農民一揆の気持ちが廃れた現在、このまま大好きな自民党や安倍総理に殺されるならむしろ本望といったところか。
もちろんTPPを批准すると農家の皆さんの収入は激減するはずですが、一方で自動車のアメリカ向けの輸出などが期待できるとされます。ただ少し前に「TPP批准で日本の自動車輸出は増加するか?」という考察記事も書きましたが、それは長ったらしいので自動車に興味が無いと読むのはしんどいと思われるので、結論から書くと日本の輸出は大して増えない。

何故なら既に関税はゼロに近い状態であり、既に日本の自動車メーカーはアメリカで現地生産しているから。別に自民党の山本有二がTPPを強行採決しようがしまいが、良くも悪くも、日本の自動車メーカーには大した影響を与えないのが実際でしょう。だから一方的に農家の皆様が蹂躙されるだけ。


山本有二、労基法違反も犯しちゃってます

山本有二 不祥事 TPP強行採決 週刊文春10月27日号2
(週刊文春10月27日号)
こんな農林水産大臣・山本有二でありますが、週刊文春によると今度は「労働基準法違反」も犯してくれちゃっているらしい。

山本有二 不祥事 TPP強行採決 週刊文春10月27日号4
なんでも秘書に対して月額10万円チョットしか給与を支払っていないらしい。割りと政治家秘書の仕事は激務だと推察されます。

山本有二 不祥事 TPP強行採決 週刊文春10月27日号5
実際、山本有二から朝から深夜までこき使われていたそうですが、秘書に対しては何の残業代もなし。もちろん。相応の給与を支払っていればまだしも、さすがに10万20万円ちょっとでこの労働環境はまさにブラックでしょう。

山本有二 不祥事 TPP強行採決 週刊文春10月27日号3
しかも山本有二は労働契約書を一切交わそうとしなかったらしい。もちろん労働基準法違反。山本有二はのらりくらりと逃げまくっては、あまりに何度も秘書から要求されるので逆ギレしたことも。

前述のTPP強行採決発言然り、山本有二はそこまでオツムがよろしくないんだろうと思いましたが、一応こんなヤツでも弁護士資格を持っているらしい。じゃあ、なおさらダメじゃねーか。意図的に労働基準法違反を犯しているとしたら、まさに犯罪者でしょう。

山本有二 不祥事 TPP強行採決 週刊文春10月27日号6
このブラック山本の裏で暗躍しているのが、実は山本有二の妻。何故かしゃしゃり出てきて経理面をチェックするようになった時期から、どんどん秘書の待遇が劣悪になっていったらしい。この山本有二の妻は高級ホテルで遊び三昧と、まさに銭ゲバ。この山本有二にして、この妻ありといったところか。

山本有二 不祥事 TPP強行採決 週刊文春10月27日号8
そして山本有二夫妻の秘書をやっていて一番イヤだった仕事は、まさかの元旦初詣の付き添い。山本有二はどこまで秘書をこき使ってんだと(笑)

山本有二 不祥事 TPP強行採決 週刊文春10月27日号10
この労働基準法違反に対して山本有二は何と答えてるかと言えば「いや、だから支払うべきことだったら、いつでも僕は支払う用意はある」。ってうそつけよ(笑)

このTPP強行採決の山本有二は政治資金パーティーで毎年1億円以上を集めている方で有名。パチンコ業界や金融業者とズブズブの関係。当然政党交付金も自民党はガッポガッポですので、本来は山本有二は秘書に対して給料が支払えないはずがない。能無しの山本有二さんは一体何にお金を使っているのでしょうか?はてさて。

現役の閣僚自身が「強行採決」というフレーズを好んで使っている以上、安倍政権をヨイショするしか能がないNHKでもさすがに「強行採決」というフレーズを使わざるを得なくなったか。2015年の安保法案のときには安倍総理や自民党に配慮して「成立」というフレースをかまびすしいぐらいに使ってましたが、果たして今回も同じようにNHKや他のテレビ局は「強行採決」ではなく「成立」という言葉を多用するのでしょうか?

こういう政権や擁護しているNHKなどを見ていると、つい漫画「善悪の屑」が思い出されてしまいます。是非政治家さんやテレビ記者さんには一読して欲しい一冊であります。
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