今月7月31日投開票される東京都知事選挙への出馬をいち早く表明したのが、自民党・小池百合子。でも自民党的には小池百合子は推薦したくないらしい。だから分裂選挙になるというもっぱらのウワサ。

小池百合子 政治資金 週刊文春7月14日号1
(週刊文春7月14日号 dマガジン)
ただ我らが週刊文春によると、小池百合子の「政治と金」を巡る疑惑がまたまた噴出したらしい。

これまでのおさらい

まずおさらい。小池百合子の政治と金問題が最初に報じられたのが、7月4日の産経新聞。小池百合子が代表を務める政党支部が、支援者からビルの一室を市場価格の半分程度で借り受けてることが発覚。一応これは問題はないっぽいとか。

続いて7月5日の日刊ゲンダイは、小池百合子の事務所が3年間で総額387万円を「郵送名目」で事務所費に計上していたことが発覚。ハガキの枚数に換算すると7万枚。政治家だとありえなくはない枚数なんでしょうが、1年間だと2.3万枚が決して少ないとは言えないか。


2012年のワイズフォーラムという政治資金パーティー

そして週刊文春がスクープした疑惑が、2012年6月15日に開催された東京都豊島区(東京10区)にあるホテルメトロポリタンで開催された政治資金パーティー。

ちなみに政治資金パーティーとはテキトーな安い軽食を用意して、支援者から数万円の会費を取るってやつ。1万円の会費でも200人集まれば200万円。経費を差し引いても、一度にうん百万円というお金が手に入って政治家さんには美味しい。だからどこの政党の人でも大抵やってることですが、もちろん政治資金収支報告書に記載しないとダメ。

ただ小池百合子が代表を務める「フォーラム・ユーリカ」や「自由民主党東京都第十選挙区支部」の2012年の収支報告書には、この6月15日のことが一切記載されてないとのこと。


この政治資金パーティーの模様はYouTubeにもアップされていて、週刊文春は「収入隠し」と批判。しかもこの「ワイズフォーラム」というパーティーはその後も年2回ずつ開催されてるそうですが、何故か2013年以降は収支報告書には記載済み。

上脇博之という神戸学院大学教授によればこれは「裏金」と指摘。また会費を取っていなかったと主張しても、それは小池百合子の選挙区内で行われているので「寄付行為」にあたるのでどのみち公職選挙法違反とのこと。

また週刊新潮7月14日号でも「30万円の寄付金の記載がない」といった指摘をされているなど、少なくともお金に完全なクリーンな方ではないようです。
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