最近『君の名は。』というアニメ映画が面白いらしくて人気らしい。邦画アニメの中で歴代5位以内に食い込むぐらい好調。さすがにアニメ映画で1位の『千と千尋の神隠し』を抜くことはありえないでしょうが、『君の名は。』の興行収入は下手すると200億円を超えちゃいそうです。それだけ内容が面白いってことなんだと思われます。所詮世の中は結果が全て。
ただ先日10月6日に放送されたフジテレビの「バイキング」という番組で、この『君の名は。』に関して辛辣な感想を語った漫画家がいるらしい。それが『まじかる☆タルるートくん』などで有名な江川達也(えがわたつや)。自分もリアルタイムで読んでて面白かったマンガです。江川達也は漫画家では珍しく頻繁にテレビなどに出演しているヒゲヅラのオッサン。
そこで江川達也が『君の名は。』についてどう酷評したかと言えば、「プロから見ると全然面白くないんですよ。作り手から見ると、作家性が薄くて、売れる要素ばかりぶち込んでいる、軽いライトな作品」と一刀両断。
でもそれにTwitterで噛み付いたのが奥浩哉(おくひろや)。『ガンツ-GANTZ-』や『いぬやしき』で有名な同じくプロ漫画家さん。奥浩哉はアニメ映画『君の名は。』のファンらしく、面白いという感想をTwitterで述べていたらしい。この奥浩哉の江川達也に対するディスりがなかなか辛辣して面白かった。
「プロ漫画家代表みたいなの やめて欲しいですね」
「プロとかいう言葉は外してほしかったです」
「批判は構わないけど、あくまで個人的にはってことにして欲しいですね」
それが以上の文言。酷い酷い、奥浩哉が辛辣すぎる。この言い分だと江川達也のことを遠回しに「お前はアマチュア」と言っているようにしか聞こえません。プロがプロに対してここまで批判するのも珍しい気がします。
でも確かに江川達也は映画を制作した経験がないわけですから、一体何のプロ目線で語っているのかという疑問も理解できます。何故ならマンガとアニメは似てるようで全く畑が異なるからであります。
マンガはモノクロであり、静止画の世界。キャラクターが動くことはない。またそこにBGMといった音楽を流すことは不可能。でもアニメやドラマでは音楽が観客の気持ちを盛りたてることが可能。キャラクターは縦横無尽に動いて、声優さんの力量次第でキャラクターの感情の機微を作り上げることも可能。
しかも江川達也の先程の「君の名は面白くない」と批評した内容を見ても、いかにもどこにでもいる批評家や評論家が論評しそうな薄い内容。マンガやアニメ作品に重厚感とか一体何求めてるんだと。これでは支持が集まりにくいのも当然であり、プロ漫画家が批判するからこそ「嫉妬」にしか思えません。お金を持ってる社会的地位が高い方の「それ」は見ていて切ない気持ちすら芽生えます。
ちなみに原作映画ではなく漫画の感想ですが、新海誠の前作『秒速5センチメートル』は大して面白くなかったので酷評レビューを書いたのはご愛嬌。だから今作の『君の名は。』はあまり期待してなかったので意外でした。でも基本的に映画などは見ないので論評は今後もしないでしょう。
『まじかる☆タルるートくん』や『東京大学物語』といった人気漫画では、「どういう展開を描けば売れるか?どういうキャラクターを作れば売れるか?」など江川達也は細かく分析しながら執筆していたらしい。つまり江川達也そのものが「売れ線路線を歩んできた代表的なプロ」だと言えます。
だから「君の名は面白くない」という批判は、まさに江川達也の自己否定もいいところ。自分の売れ線はオッケーだけど、新海誠の売れ線はアウトということだろうか。最近江川達也はマンガを連載させていませんが、そのことがより落ち目っぷりを印象付けてしまっていると感じさせてしまいます(笑)
ということで今日10月14日はアニメ映画『ガンツオー』の公開日なので、全く影響力のないブログだけど何となく奥浩哉の宣伝してみたよ!!目指せ打倒『君の名は。』!(笑)
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ただ先日10月6日に放送されたフジテレビの「バイキング」という番組で、この『君の名は。』に関して辛辣な感想を語った漫画家がいるらしい。それが『まじかる☆タルるートくん』などで有名な江川達也(えがわたつや)。自分もリアルタイムで読んでて面白かったマンガです。江川達也は漫画家では珍しく頻繁にテレビなどに出演しているヒゲヅラのオッサン。
そこで江川達也が『君の名は。』についてどう酷評したかと言えば、「プロから見ると全然面白くないんですよ。作り手から見ると、作家性が薄くて、売れる要素ばかりぶち込んでいる、軽いライトな作品」と一刀両断。
でもそれにTwitterで噛み付いたのが奥浩哉(おくひろや)。『ガンツ-GANTZ-』や『いぬやしき』で有名な同じくプロ漫画家さん。奥浩哉はアニメ映画『君の名は。』のファンらしく、面白いという感想をTwitterで述べていたらしい。この奥浩哉の江川達也に対するディスりがなかなか辛辣して面白かった。
江川達也は何のプロなの?
「この人、なんのプロなんだろう…」「プロ漫画家代表みたいなの やめて欲しいですね」
「プロとかいう言葉は外してほしかったです」
「批判は構わないけど、あくまで個人的にはってことにして欲しいですね」
それが以上の文言。酷い酷い、奥浩哉が辛辣すぎる。この言い分だと江川達也のことを遠回しに「お前はアマチュア」と言っているようにしか聞こえません。プロがプロに対してここまで批判するのも珍しい気がします。
でも確かに江川達也は映画を制作した経験がないわけですから、一体何のプロ目線で語っているのかという疑問も理解できます。何故ならマンガとアニメは似てるようで全く畑が異なるからであります。
マンガはモノクロであり、静止画の世界。キャラクターが動くことはない。またそこにBGMといった音楽を流すことは不可能。でもアニメやドラマでは音楽が観客の気持ちを盛りたてることが可能。キャラクターは縦横無尽に動いて、声優さんの力量次第でキャラクターの感情の機微を作り上げることも可能。
しかも江川達也の先程の「君の名は面白くない」と批評した内容を見ても、いかにもどこにでもいる批評家や評論家が論評しそうな薄い内容。マンガやアニメ作品に重厚感とか一体何求めてるんだと。これでは支持が集まりにくいのも当然であり、プロ漫画家が批判するからこそ「嫉妬」にしか思えません。お金を持ってる社会的地位が高い方の「それ」は見ていて切ない気持ちすら芽生えます。
ちなみに原作映画ではなく漫画の感想ですが、新海誠の前作『秒速5センチメートル』は大して面白くなかったので酷評レビューを書いたのはご愛嬌。だから今作の『君の名は。』はあまり期待してなかったので意外でした。でも基本的に映画などは見ないので論評は今後もしないでしょう。
江川達也自身が売れ線路線を歩んできた
そこで再び冒頭に書いた江川達也の『君の名は。』への酷評を見てみると「売れる要素ばかりぶち込んでいる」について批判されてる。つまり江川達也的には「売れ線路線は悪」という主張らしい。でも江川達也の更に痛々しいのが、これまでマスコミなどで自らが「売れ線路線を歩んできた」と豪語してる点。『まじかる☆タルるートくん』や『東京大学物語』といった人気漫画では、「どういう展開を描けば売れるか?どういうキャラクターを作れば売れるか?」など江川達也は細かく分析しながら執筆していたらしい。つまり江川達也そのものが「売れ線路線を歩んできた代表的なプロ」だと言えます。
だから「君の名は面白くない」という批判は、まさに江川達也の自己否定もいいところ。自分の売れ線はオッケーだけど、新海誠の売れ線はアウトということだろうか。最近江川達也はマンガを連載させていませんが、そのことがより落ち目っぷりを印象付けてしまっていると感じさせてしまいます(笑)
ということで今日10月14日はアニメ映画『ガンツオー』の公開日なので、全く影響力のないブログだけど何となく奥浩哉の宣伝してみたよ!!目指せ打倒『君の名は。』!(笑)