2016年7月26日、午前2時。神奈川県相模原市にある「津久井やまゆり園」という重度の障害者の方が入院している施設で凄惨な事件が発生。総勢19名の方が亡くなりました。地下鉄サリン事件の被害者数も上回ったらしい。犯人は、この施設で働いていた元職員の植松聖(うえまつ・さとし)。26歳。
(産経新聞7月27日)
この犯人が衆議院議長・大島理森(自民党)に宛てた手紙がヤバすぎた。
つまり警察も自民党や政府も今回の犯行は事前に知っていた。少なくとも止めることはできたはず。何故なら手紙には「具体的な施設名」が書かれていたから。そこに対して警察が重点的な警備を行ってれば、何人かが犠牲になったとしてもいち早く駆けつけて逮捕することはできたはず。
新聞やテレビは「犯人に対する措置入院」ばかりがクローズアップされていますが、まさに危機管理が全くできていない安倍政権への強い糾弾がなされても仕方ないでしょう。
ここで重要なポイントが「日本国」というキーワード。犯人としては「津久井やまゆり園」で行った惨劇は、日本という国を思っての犯行らしい。つまるところ植松聖は「愛国者」気取り。護送中も終始笑顔だったことからも、反省するどころかもはやヒーロー気取りですらあります。
ここで想起されるのが「ネトウヨ」の存在。中国人や在日コリアンなど外国人を徹底的に敵視して差別している連中。インターネットにとどまらず、リアルでも日本が侵食されるなど妄想の類も展開させています。やはり同じように「彼らを排除することが日本国のメリットに繋がる」と考えてる点では今回の犯人の手紙と通じるものがあります。
基本的にネトウヨは極論しか言わないので、一般人からしたら軽はずみな冗談に聞こえることも多い。でも「津久井やまゆり園」で起きた凄惨な事件からも分かるように、こういった主張をする人間は本気(マジ)。
今回の相模原の犯人も、施設側の聞き取りに対しては「間違っていない」と豪語したとのこと。「愛国無罪」の問題点は、犯罪行為に対する躊躇が一切ないということ。良い行いと思っている以上、むしろ積極的にそれを行ってくるのが怖い。
結論から書けば、被害が留まるところを知らない点。特定の誰かが対象だった場合、その人が死ねば少なくとも被害はそこだけで収まる場合が多い。でも「人種」などはゼロになることはありえない。ナチスドイツの例を見ても明らか。こういった思想が伝染する可能性も高く、模倣犯も生みやすい。
安倍政権はヘイトスピーチ規制法を作りましたが、そこには一切何も罰則がない。当然摘発もされずに、ネトウヨブログは相変わらず蔓延っているのが現状。ただ今回の犯人の手紙然り、ネトウヨも然り、やはり「本気」で実力行使を考えてることが裏付けられたカタチ。
だから警察や検察は早めに犯罪の芽を摘んでおくべき。グーグルやヤフーなどとも連携して、ネトウヨブログやネトウヨYouTuberなどを摘発・閉鎖させる措置を積極的に行って欲しいと思います。結局、こういうテロまがいの事件が起きて批判されるのは後手後手の対応をしていた警察ですから。
次は老人?外国人観光客?子供?
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(産経新聞7月27日)
この犯人が衆議院議長・大島理森(自民党)に宛てた手紙がヤバすぎた。
手出しから強い殺意がプンプン
衆議院議長大島理森様もう手紙の手出しから、こんな感じでヤバイ。
この手紙を手にとっていただき本当にありがとうございます。私は障害者総勢470名を抹サツすることができます。
職員の少ない夜勤に決行致します。重複障害者が多く在籍している施設(手紙には具体名あり)を標的とします。見守り職員は結束バンドで身動き、外部との連絡をとれなくします。職員は絶対に傷つけず速やかに作戦を実行します。と犯行内容はかなり具体的に描写されています。実際に行った犯行を見ると、まさに予定通り決行したらしい。
日本国と世界のためと思い、居ても立ってもいられずに本日行動に移した次第であります。と書かれていますが、犯人は手紙をポストに投函して自民党の大島理森に届けたのではなく、衆議院議長公邸に持参しに行った。つまりは「手渡し」。時期は今年2月14日。一度は断れたものの、翌日も衆議院議長公邸を訪れて居座る。仕方なく受け取るとこういった中身だったので警察へ通報という流れ。
つまり警察も自民党や政府も今回の犯行は事前に知っていた。少なくとも止めることはできたはず。何故なら手紙には「具体的な施設名」が書かれていたから。そこに対して警察が重点的な警備を行ってれば、何人かが犠牲になったとしてもいち早く駆けつけて逮捕することはできたはず。
新聞やテレビは「犯人に対する措置入院」ばかりがクローズアップされていますが、まさに危機管理が全くできていない安倍政権への強い糾弾がなされても仕方ないでしょう。
目標は世界経済の活性化?は?
理由は世界経済の活性化、本格的な第三次世界大戦を未然に防ぐことができるかもしれないと考えたからです。犯行の理由が更に意味不明。何故か「世界経済の活性化」が一番最初にやって来る。どういう理屈で活性させるかはもちろん具体的に何も書かれてない。第三次世界大戦どうのこうのに至っては斜め上すぎて、何と答えていいのか戸惑うしかないでしょう。
戦争で未来ある人間がころされるのはとても悲しく、多くの憎しみを生みますが、障害者を◯すことは不幸を最大まで抑えることができます。今こそ革命を行い、全人類のために必要不可欠であるつらい決断をする時だと考えます。日本国が大きな第一歩を踏み出すのです。どうやら犯人の理屈としては「障害者が消える→親は幸せ→世界も平和→戦争がなくなる」と言いたげ。それでも思考が飛躍しすぎていて理解し難いものがあります。
ここで重要なポイントが「日本国」というキーワード。犯人としては「津久井やまゆり園」で行った惨劇は、日本という国を思っての犯行らしい。つまるところ植松聖は「愛国者」気取り。護送中も終始笑顔だったことからも、反省するどころかもはやヒーロー気取りですらあります。
愛国無罪を超えた愛国無罪精神
特に手紙後半に書かれてある内容が如実に物語っています。逮捕後の監禁は最長で2年までとし、その後は自由な人生を送らせてください。心神喪失による無罪。美容整形による一般社会への擬態。金銭的支援5億円。これらを確約していただければと思います。まさに「愛国無罪」。いやそれ以上にヒドい。犯行に対する「成功報酬」かのごとく5億円を要求してくる精神性。もはや開き直るというレベルではない。最後も「日本国と世界平和のために」と結ばれていて、植松聖という犯人は「本気で善いことを行った」と思い込んでるらしい。
ここで想起されるのが「ネトウヨ」の存在。中国人や在日コリアンなど外国人を徹底的に敵視して差別している連中。インターネットにとどまらず、リアルでも日本が侵食されるなど妄想の類も展開させています。やはり同じように「彼らを排除することが日本国のメリットに繋がる」と考えてる点では今回の犯人の手紙と通じるものがあります。
基本的にネトウヨは極論しか言わないので、一般人からしたら軽はずみな冗談に聞こえることも多い。でも「津久井やまゆり園」で起きた凄惨な事件からも分かるように、こういった主張をする人間は本気(マジ)。
今回の相模原の犯人も、施設側の聞き取りに対しては「間違っていない」と豪語したとのこと。「愛国無罪」の問題点は、犯罪行為に対する躊躇が一切ないということ。良い行いと思っている以上、むしろ積極的にそれを行ってくるのが怖い。
ネトウヨブログは早期に摘発・閉鎖させるべき
特に「障害者」や「人種」などが対象となる場合、何が問題なのか?結論から書けば、被害が留まるところを知らない点。特定の誰かが対象だった場合、その人が死ねば少なくとも被害はそこだけで収まる場合が多い。でも「人種」などはゼロになることはありえない。ナチスドイツの例を見ても明らか。こういった思想が伝染する可能性も高く、模倣犯も生みやすい。
安倍政権はヘイトスピーチ規制法を作りましたが、そこには一切何も罰則がない。当然摘発もされずに、ネトウヨブログは相変わらず蔓延っているのが現状。ただ今回の犯人の手紙然り、ネトウヨも然り、やはり「本気」で実力行使を考えてることが裏付けられたカタチ。
だから警察や検察は早めに犯罪の芽を摘んでおくべき。グーグルやヤフーなどとも連携して、ネトウヨブログやネトウヨYouTuberなどを摘発・閉鎖させる措置を積極的に行って欲しいと思います。結局、こういうテロまがいの事件が起きて批判されるのは後手後手の対応をしていた警察ですから。
次は老人?外国人観光客?子供?